失敗体験を「学び」に転換する

2016/11/27

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成功体験とはまた違う、

深い・大きな「気づき」や「学び」を、
ひとは「失敗体験」の内にもみつけられるのです。

こんにちは。
【未来への希望を開く、生き方カウンセリング+コーチング】の　立野博一です。
無料メルマガ【ライフ・チェンジ通信】から、ご紹介します。

前々号からの話題である「ふり返り」ですが、
おそらく「今年のふり返り」をあなたが実際に試みると……、
そこには「うまく行ったこと＝成功体験」も、
「うまく行かなかったこと＝失敗体験」もあるでしょう。
こうした「成功体験」や「失敗体験」に、あなたはどう対応されてますか？

コーチングでは「成功体験」を扱うことが比較的多いようですが、
私としては「失敗体験」と直面し、これを「学び」に転換することもとても大切ーーと、
とらえています。
今号では、この「失敗体験」を「大いなる学び」に転換することをめぐって、
お届けさせて下さい。

例えば、私自身の身近な「失敗体験」を一つ、正直に言いますと……、

コーチング・セッションで失敗することが、あります。

１回１時間から２時間という「枠」の中で、
私＝立野なりにアレコレとワークをご提案するのですが……、
成果らしいことに、どうにもこうにもたどり着けない場合も、
たまにはあります（汗）。

そんなコーチング・セッションが「失敗」となった時も、
後で冷静な目（メタ視点）から見直して、
「失敗につながった糸口」はどこだったか？　と点検することを、
私は習慣にしています。
例えばこんな風にーー

・クライアントさん（お客様）の話す言葉の表層に、自分はとらわれてなかっただろうか？

・言葉ではない、声のトーンや話すスピード、雰囲気などの
非言語で何かヒントはなかっただろうか？

・あるいは一瞬、言葉の流れをブレイクして、
「言葉ではない何か」をキャッチする「あい間」は作れなかったか？

・私の側の感情や「思い込み（ビリーフ）」が、セッションの流れの中に入り混じってなかったか？

・あるいはそもそも対話の前提として、クライアントさんとの信頼関係（ラポール）を、
十分に作れていただろうか？　（できれば、無意識レベルでのラポールを！）
等々。

こうして「失敗したコーチング・セッション」も「ふり返り」することで、
自分の「学び」に転換して行けるわけです。
例えば、
クライアントさんの言葉に「自分はとらわれているようだ」と今度気づいた時には、
「チョット待って下さいね。」と、ブレイクを何度も挿入して、工夫してみようとか、
対策も考えられます。

客観的で冷静な・広い視野（=メタ視点）で自分の「失敗体験」を見直してみると、
本当にさまざまな「気づき」や「学び」を得られます。
ひとの行動には実際、「うまく行くこと」も「うまく行かないこと」も、
両方が同時に実在しているはず。
「１００%の成功体験」も「１００%の失敗体験」も無い、というのがリアルです。

◎「失敗体験」から自分がどう立ち上がれるかもーーオモシロがれます

とはいえ、自分が想いやエネルギーを込めてきたことほど、
「失敗体験」はやはりイタイ。
ツライ。残念に感じるのも、正直な所。

そこで、「『失敗体験』から、自分がどう立ち上がれるか？！」
と、自分自身に問いかけ、
立ち上がるプロセスそのものをオモシロがるのは、いかがでしょうか？

「失敗した自分」に、
「もう１人の自分」が話しかけるようにーー

「どうしたんだい？
呼吸を体で感じてみよう。
少し休んだら……、
また立ち上がれるさ。
どこからなら、立ち上がれるだろう？
まずは、着手できそうなことは？」。