お薦めブックガイド:コーチング/能力開発関連

自分を変えたい、前向きな生き方へたしかに変わるために、
そして心の癒し、気づき、変容、自己成長全般に役立つ、
お薦め本をご紹介します。
私なりのオススメ度を、☆から☆☆☆☆☆まで☆の数で表してみました。
>>心理関連
>>からだ関連
>>先住民文化/シャーマニズム関連
>>生き方/人生とは?
>>アートセラピー/表現
>>暮らしいろいろ

「雑談力が上がる話し方」

齋藤考著 ダイヤモンド社 2010年(電子書籍は2013年)☆☆☆☆

実は……私も雑談が本当に苦手でした。
意味のある会話しか、ひとと出来ない。
意味の無い会話には、自分の口が動きにくい(…汗)。

「雑談は中身が無い」ことに意味がある、
「雑談に、オチはいらない」ーー
この本=「雑談力が上がる話し方」に書かれたこれらのフレーズは、
私には衝撃的と感じる言葉でした!

・何はともあれ、まずは相手をほめる
・ベストな雑談のタイミングは、すれ違いざまの30秒
・雑談の練習相手に最適なのは、赤ちゃん、ワンちゃん、オバちゃん
等々……
本書は、雑談を実践的にやりやすくなるアイデアが満載で、
コミュニケーション心理学の入門書として、ひじょうにお薦め出来ます!

なにげない雑談といっても実は、
他者とのコミュニケーションの基盤作りであり、
「この人とは、話してもいいみたい〜〜」と、
相手の潜在意識レベルで、感じてもらうことなんですね。
ウ〜〜ン、
これも実は深いです。

私は2時間あまりで読み終えたくらいの、お手軽な分量の本ですが、
ここで書かれている「雑談のトレーニング」を実際におこなえば、
総合的にその方のコミュニケーション能力が変わってくるのではないでしょうか。

そしてさらに最終章に書かれたーー
「雑談力は雑草力」という著者からのメッセージに、結びつきます。

気楽に雑談できるようになることが、
人や社会とつながりを保つ社会性や、
雑草のように生きる生命力にもなるのでは。
先の見えにくい現代だからこそ、
タフに生きるために、「雑談力」を育てることも大切ということ。
私=立野は、この結論にも他人事ではなく、共感しています!

また、電子書籍としても販売されているのも、使い勝手が良いですね。
電子書籍ならば、スマホやiPad等のタブレットに ダウンロード して、
何時でもどこでも、持ち歩いて読めます。

私はこの「雑談力が上がる話し方」で、電子書籍をiPadで読む便利さも、
初めて実感出来ました。

「クラウド『超』仕事法」

野口悠紀雄著 講談社 2011年
☆☆☆☆

( )

「もっと創造的に、もっと楽しく、
……自分の仕事を作っていけるハズ」
そんな風に私は想い続けていまして、
アナログ(=手書き手帳)と、デジタル(スマートフォンやクラウド)の連携の可能性を、研究しています。

そして、「『超』整理法」で有名な野口悠紀雄さんの
「クラウド『超』仕事法」講談社刊がやっと昨日届いて、
ほぼ半日で読み終えました!

まず基本的スタンスが、「使う人中心」の視点から発想されています。
Gメール等のクラウドや、iPhone等のスマートフォンの活用法があちこちで話題になってますが、
実はこれは、人それぞれの仕事の内容やスタイルで随分異なっています。
役立つ人もいれば、そうでない人もいるのです。

野口さんは、自分自身でクラウド利用のためのシステムを作ること、
つまり「利用戦略」が必要ーーと書いてます。
「自分の仕事や生活にとって、本当に必要なこと」を効率化するためにこそ、
クラウドやスマートフォンを使うのです。

「勝手にモチベーション」

平本あきお著 KKベストセラーズ 2011年☆☆☆☆
「日本人に適したコーチング」を追求する平本あきおさんの、著書のひとつ。
初めての方にも読みやすい、平明な文章で書かれています。
注目すべきは付録DVDの内容で、実際の平本さんの講演が90分収録されていて、
これだけでも購入する価値があるものです!

そして進化し続ける平本さんのコーチングは、
このDVDに収録されたものが既に過去のものになりつつあるのが、スゴイ!。
(もちろんこれが、チームフロー流コーチングの基盤ではあるでしょう)。


「成功するのに目標はいらない!」

平本相武著 こう書房 2007年☆☆☆
「自分軸」の見つけ方を中心に書かれた、平本あきおさんの著書です。
ここで「自分軸」には2種類あるとして、
「ビジョン型」と「価値観型」があるーー
と提唱しておられるのが、興味深い。

「ビジョン型」とは、未来の自分のビジョンが確定すると行動しやすいタイプの方。
「価値観型」とは、過去の自分が大切にしてきた「価値観」をビルドアップしていくと、
行動しやすいタイプの方。
日本人には比較的「価値観型」の方が多くて、
この点で「ビジョン型」を奨める欧米式のコーチングは、日本人には合ってない所もあるーーという平本さんの説は、
やはり実践の場で磨かれて来たアプローチであり、説得力があります。


「NLPヒーローズ・ジャーニー」

ロバート・ディルツ&ステーヴン・ギリガン著 春秋社 2011年☆☆☆☆☆
ミルトン・エリクソン式の催眠療法のステーヴン・ギリガンと、NLPユニバーシティを創設したロバート・ディルツの2人のリーダーがコラボした、
「英雄の旅 ヒーローズ・ジャーニー」ワークショップの記録をまとめた著作。

自分の「天命 ミッション」を自覚して前向きに生きようとするための、
現在最前線の智慧がここにある、と言っても良いでしょう。


「ミルトン・エリクソンの催眠テクニックⅠ 言語パターン篇」

リチャード・バンドラー、ジョン・グリンダー著☆☆☆☆

「ミルトン・エリクソンの催眠テクニックⅡ 知覚パターン篇」

リチャード・バンドラー、ジュディス・ディロージャ、ジョン・グリンダー著 どちらも春秋社 2012年☆☆☆☆
天才ミルトン・エリクソンはクライアントにいかに語りかけたか?
NLPの出発点となった伝説の書が、ついに邦訳されました。
「知覚の扉」等で有名な作家オルダス・ハクスレーとの歴史的セッションも、ひじょうに興味深いです。


「NLPハンドブック 神経言語プログラミングの基本と応用」

L・マイケル・ホール著 春秋社 2006年☆☆☆☆☆
NLP(神経言語プログラミング)の77の主要パターンをL・マイケル・ホールがコンプリートした著作。
初心者にはわかりにくいかもしれませんが……
コーチングやセラピーの現場では実践的に役立つ本となっていて、お薦めできます。

ホール博士は、「マジシャンの種本」といい、「メタファーとしてのマジック」と書いていて、
この辺りのフィーリングが元々カリフォルニアで開発されたNLPの持っていた、
精神風土であるのではないでしょうか?

コーチングも本質的には、「メタファーとしてのマジック」であり、
「精神的なアート(技芸)」であるーーということ。


「コーチングのすべて その成り立ち・流派・理論から実践の指針まで」

ジョゼフ・オコナー&アンドレア・ラゲス著 英治出版 2012年☆☆☆☆☆☆
……実は、あなたがコーチングと思っているものだけが、
「コーチング」ではないかもしれません。

この2013年末の私は、ジョゼフ・オコナー&アンドレア・ラゲス著「コーチングのすべて その成り立ち・流派・理論から実践の指針まで」英治出版
を読んで過ごしていました〜〜。
「コーチングとは、そもそも何ですか?」
そうした質問に応えるために、
世界中にひじょうに沢山あるコーチングの手法から、主要なアプローチーー
・インナーゲーム
・コーアクティブ・コーチング
・NLP(神経言語プログラミング)コーチング
・ポジティブ心理学コーチング
・行動コーチング
・オントロジカル(存在論的)コーチング
・発達コーチング
・異文化間コーチング
これらを広範囲にまとめて、その広がりと共通要素を研究する書物なのです。
そして、さらなる「コーチングの未来」まで、見通そうとする試みです。

私自身は、コーチングを学び始めた当初から、
「コーチングとは、ひじょうに興味深いアプローチだけれど……、
もっと『その先の未来』が存在するのでは?」
と不思議に思っていました。

コーチングは、たしかに面白い。
けれど、全ての人に、全ての日本人に合っているというものでも、実際ないでしょう。
もっと広く、多くの方々に活用できるアプローチが、
ありえるのではないか?

また、今、日本で行われているコーチングに、
「違和感」を感じておられる方も、いるでしょうね。
私は、そのお気持ちも理解しています。

この本は、コーチングを今、学んでいる方々、
そして、コーチングに違和感や疑問を感じている方々にも、
とてもお薦めできる、深い内容を持っています。
そして、「コーチングのその先の未来」へ開く窓、ともなっているのです。

「コーチングは、ひとに希望を感じさせてくれる。
とはいえ『生業、仕事としてコーチング』は、まだ成長過程の未熟な状態にある」

ICC(国際コーチング連盟)共同設立者であり、
アメリカ、ヨーロッパ、南米、オーストラリア、アジア世界各地でトレーニングを行ってきたオコナー&ラゲスがこう書いているのですから、説得力ありますよね〜〜。
ここには、コーチングにまつわる「夢」も「悪夢」も、両方実在している。

私たちは、コーチ自身の成長をもっと重視する必要があります。
コーチは、自分自身の成長段階を越えるレベルでクライアントを手助けすることはできません。
コーチ自身の成長段階や盲点が、コーチのスキルの限界を定めます。
世の中には多過ぎるほどコーチ・トレーニングが存在してるのに、
『コーチ教育』は十分ではありません。
(略)
コーチに必要なものは『知識』と『スキル』と『自分の成長』です。」
同書P306〜307

そうなんです!!
コーチングを実践している者の(なんらかのコーチ資格を取得した後の)、
継続的な「自分の意識」「精神性」の錬磨と成長こそが、
コーチングをより信頼できる、深いアプローチに高めるでしょう。
ここに、「コーチングのその先の未来」があるかもしれない。

たとえば、「問題解決」や「目標達成」はコーチング実践での、ひとつのステージですが、
それは目の前の「目標」や「課題」に過ぎません。
それを越えた向こう側に、
コーチング関係の中で、クライアントさんもコーチ自身も、
一緒に意識や精神性を成長させて行けるのではないでしょうか。
ここをみつめて進んで行きたいですね。

例えて言えば、
地球上に新たな森林が再生して、広がるように……。
「共同的な意識の森」として私たちは、
まだこれから成長して行けるのかもしれない。


「NLPのすすめ 優れた生き方へ道を開く新しい心理学」

ジョゼフ・オコナー&ジョン・セイモア著 (株)チーム医療 1994年☆☆☆☆☆
NLP(神経言語プラグラミング)に関する本は沢山ありますが……、
基本を比較的わかりやすく整理した良書は、実際少ないです。
その意味で、本書はNLPの真面目にまとめられた入門書として、
お薦めできるものです。

正直言って、NLPはわかりにくい。
その「わかりにくい」所を、わかりやすく伝えるのが翻訳者の役割なのでしょうが、
このレベルを乗り越えた本が少ないということ。

そして、「簡便でわかりやすいもの」に飛びつくよりは、
「わかりにくいけれど、著者の持つ知的カルチャーを丁寧に伝えるもの」を、
私達読者は選択する方が本質的、とも言えるでしょう。


30代からの「つらい状況」とサヨナラする技術

酒井利浩著 日本実業出版社 2011年☆☆☆
自分の人生を変えたい!
「新しい自分」をみつけたい!
ーーもしもあなたがそんな風に感じているなら、
とてもシンプルで実際的な方法を教えてくれる本です。

9つのキーワードと5つのスキルを使うことで、
これまでと違う「新しい自分」に出会えるでしょう。
9つのキーワードとはーー
「過去」「現在」「未来」「自分」「意図」「相手」
「リスク」「第3者」「夢」

5つのスキルとはーー
「ズームアウト、ズームイン」
「タイムライン」
「ポジションチェンジ」
「ディズニーストラテジー」
「肯定的な意図」

これらは、NLP(神経言語プログラミング)という最新の心理学から、
「自分の人生を自分で変える」という観点から選び抜かれた、
最小限のシンプルで、もっとも効果ある道具達なのです。

NLPはとても広範囲な体系となっているのですが、
こうして誰もが使いやすいように、ひじょうにシンプルに整理されているのが、
この本のまず素晴らしい点と、私はおもいます。

「道具」はシンプルな方が良いでしょう!
そして現実の人間にはいろいろフクザツな状況もあったりしますから、
シンプルな「道具」をケース・バイ・ケースで「応用」して使うーー
のが良いですね。


「コーチング・バイブル 第2版」

ローラ・ウイットワース+キャレン・キムジーハウス+ヘンリーキムジーハウス+フィル・サンダール 東洋経済新報社 2008 ☆☆☆☆☆


「生き方のコーチング」

ローラ・バーマン・フォートガング著 PHP 2005 ☆☆☆☆☆
私はこの本からコーチングに出会い、学び始めました。
今も時折読み返す、ライフ・コーチングの良書です!

おそらくコーチングには、そのコーチの人間性が反映されてしまう。
浅薄ではない、深いコーチング・セッションを私は、
ローラ・バーマン・フォートガングのように生み出したいものです。


「『潜在能力』であらゆる問題が解決できる」

ポール・R・シーリィ著 フォレスト出版 ☆☆☆☆


「ソースーーあなたの人生の源は、ワクワクすることにある。」

マイク・マクマナス著 VOICE 1999 ☆☆☆☆☆


「成功曲線を描こうーー『みる夢』から「かなえる夢」へ」

石原明著 大和書房 2007 ☆☆☆


「図解 1分間 セルフ・コーチングーー自分を変える35の方法」”};

高畑好秀著 法研 平17 ☆☆☆


「CosMos」

アーヴィン・ラズロ、ジュート・カリヴァン著 講談社 08年 ☆☆☆☆☆

「自分は他のものとは完全に別のものであるという"孤独でばらばらな"世界観が生み出した未曾有の危機に、人類は直面しています。
(略)
アーヴィン・ラズロ博士が本書で示すのは、
情報によってすべてが形成され、すべてが微細なレベルでつながっている宇宙です。」


「『自分に価値がない』と思ったときに読む本」 

アントレックス 2008 ☆☆☆☆☆
「人生に迷ったら読むことば」や「家族との関係で迷ったらよむことば」……等が、集められている本。



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