2016.10.26
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人生が思いどおりにならない時、どう乗り越えるか?

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こんにちは。
立野博一です。
ひとが長い人生を生きるーーそこには沢山の物語があるものです。
昨日10/25(火)は、私の母の79歳の誕生日でもありまして、
埼玉の実家に日帰りで帰って、誕生日を祝ってました。

私は、こういうことは今までしてなかったのですが……、
79年、来年は80歳というと、ナンダカ重味を感じて、
埼玉で1人暮らししている母親に会いに行く必要性があると、思ったのです。

 

 

白ワインで乾杯した後、
「79年生きてきたって、本当にスゴイことだね。」と、
私は母にきいた。
すると、この言葉が母の「心の奥にあるドア」を、ひとつ開いたのでしょうか。
いままでになくシリアスに、これまでの母の人生全体について、
語ってくれました。

 

そこには、「人生が自分の思い通りにならない時、どうしたらいいのか?」
「どう乗り越えたらいいのか?」
ーーという問いが込められていると、私は感じました。

 

 

30歳代から40歳前後の母は、
「私は間違って(父と)結婚した」と、
ずいぶん何度も聞かされた記憶が、私にはあります。

 

地元の高校を卒業してから、23歳で母と父が結婚するまでの過程で、
母の気持ちがふみにじられる出来事、
思い通りにならないことが、沢山あったのでした。

 

 

そして……、

 

 

先行きの見通しが閉ざされたと、絶望した23歳の女性(=母)は、
群馬の山奥で睡眠薬を大量服薬して、
自殺未遂したのでした。
(この時は母の母=祖母に発見されて、一命をとりとめたのです。)

 

母の自殺未遂の話を、私は以前にもおおまかに聞いていたのですが、
昨日は、「どうして自殺しようとしたのか」を詳しくおしえてくれました。

 

 

私としては、23歳の女性の感じた絶望を想像できますし、
私自身の人生と、母の人生にある「謎」が、
いく重にもいく重にも「ほどかれていく」感覚がありました。
「そうだったんだね〜。」と(涙)。

 

 

父親もまた、ひじょうに苦労した男性で、
子供の頃から大きな病気を2度して、
病院に就職する予定が結核であるのがわかり、療養生活を余儀なくされたり、
曲折の多い人生を生きました。

 

 

つまり父も母も、
「自分の思い通りにならないこと」に波のように次々おそわれ・翻弄されて、
その波間をなんとか泳ぐようにして、生きてきたのでした。
「自分の思いや価値観を生きる」とか「自己実現」とは、
ほとんど無縁に生きてきたのですね。

 

 

そんな父と母が、私達兄弟に唯一教えてくれたメッセージはこれでしたーー
「(他人に迷惑をかけない範囲内で)自分の本当にやりたいことをやりなさい」

 

そして、長いながい時間を経て……、

 

私は今、コーチングというクライアントさんの自己実現を支援する仕事を、自分なりに作っているわけです。
これは私自身の「価値観」「自分軸」から行っていることでもありますが、
いわば「前史」として、
「思い通りに生きられなかった」母と父の意志を継いでいる部分も、あったようです。

 

 

「自分の本当にしたいことを明らかにして・実現する」のも本当に大切ですが、
(つまり、これがコーチングです)
実際に「人生が自分の思い通りにならない時、どう行動したらいいのか?」
「どう乗り越えたらいいのか?」
というのも、ひじょうに重いテーマです。

とはいえ、
この重たいテーマと向かい合うことも、ひじょうに本質的なのだとーー
今日の私はしみじみ感じています。

 
そして、
「思い通りにならない時」としも、私達にできることは、
いろいろとあります。

 

 

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